救急車
数年前から、救急車を重症でもないのに使う人がいると時々新聞で読む。
救急車は、一刻を争う患者さんが使うべきもので、
少しくらい調子が悪いくらいで呼ぶものではない。
一番忘れられないのが、
「歯が痛いから救急車を要請した」という記事を読んだ時は衝撃をうけた。
一体、救急車をなんだと思っているのか。
もしもその歯が痛くて呼んだせいで、
本当に重症な患者さんが間に合わなかったらどうするつもりなのか。
こういう神経が信じられないと私はいつも思う。
私の子供も、一度熱性痙攣で呼吸困難になり、
救急車で運ばれたことがある。
本当に祈るような気持ちで「早く来て!」と願ったものだ。
こういう患者さんを最優先するのが、
救急車だということを、忘れてはいけないと思う。